2013年お初釜 [和のこころ]
昨日はお初釜でした。
↓
新しい年の最初に釜をかける(お茶を点てる)こと
昨年、一緒に習っていた友人が亡くなったので仲間3人だけで準備や当日の裏方などをします。
もちろん席中でお客様(といっても顔なじみの方ばかりなんですが、、)と一緒にお茶も楽しむので当日は大忙しです
でも亡くなった友人の分まで皆で頑張ろう~!と結束を新たにして今年も始めます。
今年のお道具の数々です。
右;待合の軸~”鷹” 作者不明 (400年以上前のものだそうです→先生の蔵出し?)
右;本席の軸~「銀椀裏盛雪」 淡々斎 筆
昨年2月の月釜にもかけたお軸です。
”銀の椀と雪は白さという点からすれば両方とも同色でありながら全く異質のものである。
つまり同じであっても互いに独立した持ち前相当というものがあって、平等の中にも歴然としたものがなければ真の和はありえない。”
という意味のなんだか難しい禅語なのでした。。
釜~”天猫”(古いものです)
棚~”誰が袖棚”(着物のたもと=袖のような形の棚)
水指~”染付”か”しょんずい”か確認するのを忘れてしまいました(xx)
蓋置~梅透かし
最初は炉に炭をたす初炭から始まります。 香合~(メタボな)”丹頂”
初炭点前では炭のそばにお香を置きます。 そのお香を入れてあるのが香合です ↑
次に濃茶をいただきます。少し濃い目の抹茶は溶かしたチョコのようにドロドロしています。
初めての人には少し飲みづらいかも知れません。。
茶入(抹茶が人数分はいっている)~古備前 銘”有明”
茶杓(抹茶をすくうもの)~大亀老師 作 銘”一心”
お茶碗は嶋台茶碗(内側に金、銀をぬった2つの楽茶碗)のほか別茶碗を用意しました。
唐津 中里太郎エ門 作
お正月のお菓子は”花びら餅”
薄茶は少しくだけた雰囲気でおしゃべりも楽しく和やかに皆で交代にお茶を点てます。
お茶を初めてまもない方も少し緊張しながら皆の前で点てました。
お茶碗は先生のほか皆で持ち寄ったいろいろなお茶碗で楽しみます。
棗(なつめ)(薄茶用の抹茶を入れておく)~丈史 作 輪島塗平棗 老松蒔絵
主茶碗~三代 清水六兵衛 作 ”御本雲鶴” ↑
安田 浩人 作 ”御幣” 中村 良二 作 ”南天”
お茶をいただいたあとはお食事タイム♪
正式には懐石をいただくのですがお弁当で略することも珍しくありません。
いつもの「梅の花」のお弁当です。煮物椀だけは先生の手作り。
かぶら蒸しの味付けは先生ですけど蒸すのと盛り付けは私の係り。
ちょっと形がくずれたけど作り方の手順を教わったので自分でも作ってみようと思います。
帰ってから母にお茶を点ててあげました。めでたい招き猫のお茶碗です
(おまけ・その1)
お茶の道具や消耗品などはその年のえとや歌会のお題をあしらったものも多いです。
先生からいただいたお扇子は大人しい色の巳の柄のものでした。
また用意した小袱紗(こぶくさ~お道具を拝見するときに敷いたりするもの)は琵琶の柄のもの。
それもまた巳年だからです。
理由は弁才天が蛇の化身とか、蛇が弁才天のおつかいだとかいう伝承があるからです。
弁才天が持っているのは琵琶ですよね。それでこの柄になるわけです。
(おまけ・その2)
今年のワタクシの着物は振袖を染め替えたものでした。
地味めな色なので5年は着ないと思っていたけど着たら別に地味じゃなかったゎ(xx)
ちょうど1年前のブログに書きましたので写真は撮っていません。
その代わり友達の帯に驚き 珍しいニャンコ柄です。いいにゃあ~
記事、長かったですね。最後まで読んでくださってありがとうございました。
↓
新しい年の最初に釜をかける(お茶を点てる)こと
昨年、一緒に習っていた友人が亡くなったので仲間3人だけで準備や当日の裏方などをします。
もちろん席中でお客様(といっても顔なじみの方ばかりなんですが、、)と一緒にお茶も楽しむので当日は大忙しです
でも亡くなった友人の分まで皆で頑張ろう~!と結束を新たにして今年も始めます。
今年のお道具の数々です。
右;待合の軸~”鷹” 作者不明 (400年以上前のものだそうです→先生の蔵出し?)
右;本席の軸~「銀椀裏盛雪」 淡々斎 筆
昨年2月の月釜にもかけたお軸です。
”銀の椀と雪は白さという点からすれば両方とも同色でありながら全く異質のものである。
つまり同じであっても互いに独立した持ち前相当というものがあって、平等の中にも歴然としたものがなければ真の和はありえない。”
という意味のなんだか難しい禅語なのでした。。
釜~”天猫”(古いものです)
棚~”誰が袖棚”(着物のたもと=袖のような形の棚)
水指~”染付”か”しょんずい”か確認するのを忘れてしまいました(xx)
蓋置~梅透かし
最初は炉に炭をたす初炭から始まります。 香合~(メタボな)”丹頂”
初炭点前では炭のそばにお香を置きます。 そのお香を入れてあるのが香合です ↑
次に濃茶をいただきます。少し濃い目の抹茶は溶かしたチョコのようにドロドロしています。
初めての人には少し飲みづらいかも知れません。。
茶入(抹茶が人数分はいっている)~古備前 銘”有明”
茶杓(抹茶をすくうもの)~大亀老師 作 銘”一心”
お茶碗は嶋台茶碗(内側に金、銀をぬった2つの楽茶碗)のほか別茶碗を用意しました。
唐津 中里太郎エ門 作
お正月のお菓子は”花びら餅”
薄茶は少しくだけた雰囲気でおしゃべりも楽しく和やかに皆で交代にお茶を点てます。
お茶を初めてまもない方も少し緊張しながら皆の前で点てました。
お茶碗は先生のほか皆で持ち寄ったいろいろなお茶碗で楽しみます。
棗(なつめ)(薄茶用の抹茶を入れておく)~丈史 作 輪島塗平棗 老松蒔絵
主茶碗~三代 清水六兵衛 作 ”御本雲鶴” ↑
安田 浩人 作 ”御幣” 中村 良二 作 ”南天”
お茶をいただいたあとはお食事タイム♪
正式には懐石をいただくのですがお弁当で略することも珍しくありません。
いつもの「梅の花」のお弁当です。煮物椀だけは先生の手作り。
かぶら蒸しの味付けは先生ですけど蒸すのと盛り付けは私の係り。
ちょっと形がくずれたけど作り方の手順を教わったので自分でも作ってみようと思います。
帰ってから母にお茶を点ててあげました。めでたい招き猫のお茶碗です
(おまけ・その1)
お茶の道具や消耗品などはその年のえとや歌会のお題をあしらったものも多いです。
先生からいただいたお扇子は大人しい色の巳の柄のものでした。
また用意した小袱紗(こぶくさ~お道具を拝見するときに敷いたりするもの)は琵琶の柄のもの。
それもまた巳年だからです。
理由は弁才天が蛇の化身とか、蛇が弁才天のおつかいだとかいう伝承があるからです。
弁才天が持っているのは琵琶ですよね。それでこの柄になるわけです。
(おまけ・その2)
今年のワタクシの着物は振袖を染め替えたものでした。
地味めな色なので5年は着ないと思っていたけど着たら別に地味じゃなかったゎ(xx)
ちょうど1年前のブログに書きましたので写真は撮っていません。
その代わり友達の帯に驚き 珍しいニャンコ柄です。いいにゃあ~
記事、長かったですね。最後まで読んでくださってありがとうございました。