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いにしえの庭~ポンペイの壁画 [アート]

北海道立近代美術館で開催中の「古代ローマの遺産~栄光の都ローマとポンペイ」を見に行きました。
イタリア。。おお、いとしのローマよ、フィレンツェよ、、しばし遠ざかっている憧れの国。。
一時タイムスリップして雰囲気に浸る。うーむむむ、、これは美術室にあった石膏像の一群、、アグリッパにアウグストゥス、カエサルに、そうそうこちらはまぎれもなく本物の大理石、んまぁ、アウグストゥスの坐像の大きさ(高さ215cm)に圧倒されます。そして数々のブロンズでできた調度品や装飾品にはすべて芸術的な細かい細工が施してあり、さすが職人の国イタリア、こんな時代から脈々と受け継がれてきているのだなぁ。考えられますか?天秤のおもりが美しい女性の頭部とか、豚ちゃんとか、、角のリュオン(杯)も欲しかった(^^;)。ペガサスの柱のかけらもうちのガーデンにさりげなくあったらいいなぁ~ってオイオイ(^。^;)
とにかくですねぇ、思わず立ちすくんで、ず~~と眺めていたのは「豹を抱くディオニソス」の像でした。悲劇の街ポンペイでアウグストゥスの別荘ではないかと注目された「ソンマ・ヴェスヴィアーナ」から出土された(東大発掘団が発見)ほとんど等身大の像はそれはそれは美しく、うっとりです。今回はディオニソス(酒と豊穣の神、バッカスと同)を題材としたものが多かったです。ずいぶんと美青年でしたね。ギリシアの美に魅了された作品が多々ありました。
「豹を抱くディオニソス」(パンフより)
dionisos.jpg
また今回楽しみにしていたのはフレスコ画の数々です。神話の題材を描いた小品もみなキュートなフレスコ画でよかったけれどやっぱりじっくり見てしまったのはポンペイの「黄金の腕輪の家」にあった庭の壁画です。とにかく美しく、楽しい。鳥がついばんでいるのはラズベリーかしら?などと、ひとつひとつ鳥や植物を見ていると時を経て遠い異国、、いにしえの庭が想像できるです。
romegarden.jpgromebird.jpg

「古代ローマ帝国の遺産」展
北海道立近代美術館  
2010年7月3日~8月22日





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