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織物(裂地)の花 [アート]

英国のウィリアム・モリスの文様が洋なら茶道の道具などで使われる裂地(織物布)の文様は和(といっても中東、中国方面からの伝来もありますが、、)ですね。
茶道では裂地は仕服(茶入のお洋服^^)や服紗、表具(掛け軸のあしらい)など多くのお道具に使われています。中でもふくさ=服紗(袱紗)は数え切れないほどの文様の種類があります。裏千家では出し服紗として五寸角の古服紗を使います。お茶を出すときにお茶碗に添えたり、お道具をふいたり、拝見するときに下に敷いたりして使います。古袱紗の文様は動物、植物、器物、風物など、具象的、抽象的なものから幾何学的なものまで様々なモチーフがあります。もちろん花のモチーフも多く見られ個々のデザインを見ると西洋とはまた違った趣で大変興味がわきます。一つ一つの文様にはそれぞれいわれや意味があり詳しくここでは書けませんが、今ノリーナの持っている数少ないお花の古服紗を紹介します。

左;利休梅鉢文(一般的に利休梅と称している文様)
右;波に兎と牡丹文様(段織) 干支なので今年使いたいですね。
kobukusa4.jpg
左;お多福桐(桐をおめでたいお多福に太らせて)
右;はまなす文様
kobukusaset.jpg
段織花蝶文(タンポポが可愛らしい)
kobukusatyou.jpg
このように一つのモチーフだけではなく花と幾何学模様とか、自然のものと動物とかいろいろと組み合わせてなりたっている文様もあります。その中でも立派なお道具にセットされていた染織品は名物裂と称されています。こういった文様はお茶道具だけではなく着物や帯、小物、インテリアファブリックに至るまで現代では使われています。
デザイン化されたお花を楽しむのは世界共通ですね。それだけお花が愛されて、癒されるってことでしょうか。





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