「海の噴水」と「楊海」写真展

秋晴れの昨日、久しぶりに”海の噴水”を見たくて「モエレ沼公園」まで行きました。
”海の噴水”はイサム・ノグチが設計した噴水です。
以前１度だけ見たことがありましたが最初から最後まで目が釘づけでした。
最近NHKの「美の壺」で紹介されていたのを見てから”また見たい感”が強まってました。

駐車場から歩くと”ガラスのピラミッド”が見えてきました。
周りの木々はうっすら色づいてきましたね。


”海の噴水”は短縮バージョンとフルバージョンがあって今回はモチ４０分フルバージョン！
さぁ～始まるぞう～　ワクワク♪

最初は周りから細かく静かに水が出てきます。

突然真ん中から勢いよく噴き上がります！
青空に美しい～～！

そのうちにだんだん低くなり、それが海の波のようになってきました。
本当に断崖にぶつかりうねりをあげている波のようです。

シーンとした中で目をつぶって波の音を聞いていると海にいるようです。
やがて波が静まると今度はまわりに水があふれ出てきました。

だんだん押し寄せてきます。

エメラルドグリーーーン

終わったかな？と思った瞬間また最初のように周りから、、

フィナーレ！

強い日差しで暑かったのでしぶきが気持ちいい～


特にバックに音楽もなく、単純な動きと水の音の変化のみですがそれが見ていて飽きないのです。
４０分はあっという間でした。
夜はライトアップされてまた別の雰囲気ですが周りはカップルばかりですね、きっと（＾＾＃）
でも絶対一見の価値あり！です。機会があったらぜひ見に行ってください。
（youtubeでも見れるようですけど・・・）
”海の噴水”は１０月２１日迄です。

さて、公園にきた目的の一つは運動不足解消。
でも４０分動かずボーっとしてみていたら満足しちゃった～
けど、せっかくだからモエレ山でも登ってみっかい！
ハハハ、山ではありませんわ、ただの展望台、ゆる傾斜の階段をゆっくり上るだけ（＾＾；）


↓左が噴水を囲む森、右にピラミッド

遠くに札幌ドーム♪　分かるかな～？


さて、山登りも終わって”ガラスのピラミッド”まで戻ります。
中のスペースでは中国の写真家”楊海（ヤンハイ）”の写真展が開催中でした。
”楊海”は１９６３年北京生まれの写真家。

中国各地、特に奥地で伝統を重んじて生活する人々や暮らしを撮り続けてきました。
今回は北方、南方、高原をテーマに展示してあります。
それはどれも力強くその地に生きる人々の姿をとらえています。
そして大自然、その中での素朴な暮らし。
純粋な少女たち、頑固そうだけど愛嬌のある年輪をきざんだお年寄りたちの顔、生まれた土地で生きる決意をしたかのような凛とした青年など様々です。
このような人々を写した極彩色豊かな写真は本当にエネルギーにあふれています。
一方、現実世界を感じさせない空間にただずむ僧侶のモノクロのように様式美を感じる写真もありました。
楊海は北海道もたいそう気に入っているようで何度か来道しているそうです。
東神楽町の居酒屋で撮った写真もあって急に親しみを感じました。
なんと中国で個人旅行のビザをとった初めての方だそうです。
この度記念講演を予定していたそうで楽しみにしていたが例の日中問題で中止になってしまいました。
この前のユンデイ・リのコンサートも中止になったんです。
こうして芸術、文化方面に影響を及ぼすことになってとても残念なことです。

お気に入りの写真を２枚。（白くなっているのはカメラの光ですm--m）


写真展は１０月１０日迄です。

モエレ沼公園はイサム・ノグチの最後の作品となりました。
完成を見ないまま亡くなってしまいましたが今では市民の憩いの場として多方面で使われています。
札幌市民の誇りですね。
数年前にイサム・ノグチの母親を描いた映画「レオニー」を見ました。
イサム・ノグチの生涯を語るとき、彼の母親の生き様を知ってより理解できる気がします。

長々と読んでくださってありがとうございましたm(---)m

コメント 1

一番のり～フルバージョン４０分！！水の踊り最高ですね～！こおゆうの飽きないんですよね～！！
by macinu (2012-10-06 14:38)