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マキシモヴィッチと長之助 [札幌日和]

春の日差しに誘われて久々に北大の構内を散歩した。
博物館の前の案内を見るとなにやらお花に関する展示をやっているよう。
ふらっと入ってみた。
マキシモヴィッチ?長之助?知らなかったけど北海道に関係があるんだ。
要約すると、、、
幕末の日本にきていたロシアの植物学者マキシモヴィッチは開港されたばかりの箱館(函館)で須川長之助と出会い、彼を植物採集助手として雇う。(長之助は岩手の農家出で出稼ぎに函館にきていた。)
マキシモヴィッチは長之助と日本各地の採集を行い、日本の植物の学名をつけ続ける。
稀代のプラント・ハンター長之助とマキシモヴィッチは地道な採集と研究をし続け、北海道の植物学史に多大な功績を残している。
一方、当時札幌農学校(北大の前身)の教授だった宮部金吾は教授になる前からマキシモヴィッチを師と仰ぎ、幾度となく手紙をやり取りして教えを請うている。宮部が道東で発見した「クロビイタヤ」に「Acer Miyabei」の学名をつけたのはマキシモヴィッチだった。
晩年になったマキシモヴィッチは再び長之助に日本での採集を依頼し、長之助は大量の植物標本をロシアに送ったらしい。後にマキシモヴィッチは長之助の名前も植物名につけている。
ちなみにマキシモヴィッチは長之助のことを”チョーノスキー”と親しみをこめて呼んでいたそうな^^
nitorohana.jpg
展示では当時の北海道の植物標本を多数見ることができます。

北海道の植物史の中でいろいろな人たちが携わっているんですね。

奇しくも幕末の同時代に生きた三人が北海道を接点として会い、よきパートナーとなってお互いに成すことを高めあっていく。
そしてそれが後の人々の役にたつ。

人と人の出会いって素晴らしいな、と内容よりもそっちの方に感動してしまいました。



「花の日露交流史」展は5月9日まで北海道大学総合博物館で開催中。



<<本日のファイターズ<<<
「やっぱ、持ってるな、オレ。。」
寒さのせいかご乱調で、5失点にもかかわらず、稲葉の満塁ホームランで勝ち投手になった、、
ダルちゃんのつぶやきでした^^





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