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小説「ノルウェイの森」 [本]

毎日寝転んでテレビばかり見ているわけではありません。冬になると本を読む時間も少し出てくるので2、3冊平行して読んでいます。その中に漫画ももちろん含まれていますけど(^^;)
今年最初に読み終えたのは村上春樹の「ノルウェイの森」です。彼の小説は1冊も読んでいませんでした。でもブームにとびきり弱い私、、映画も少し興味があったので読むことに。。
皆さん、ご存知のとおりこの本の装丁は赤と緑。きっとクリスマス商戦にあわせてこの色に決めたのね、と思っています。だからホントは去年のうちに読んでおきたかったです。新しい年の初めにこの本を読んだのは間違いでしたわ。一気に読んだことには間違いないのですよ。それくらい話の成り行きはどうなるのか気になったし、多分結論はこうなるんじゃないかとか、え、どういう人なの?とか考えながら読み進んでいくのはおもしろかったです。で、、も、、です。終わりに近づくにつれて”はぁ~、、結局何?そうなるの?”って感じだけで別に何か印象に残ったとか、いい小説だったとか、感動したとか、、全然ないんですわ。ただただジメ~としたそう、舞台になった時代(学生紛争の頃)の雰囲気だけは伝わってきましたが、う~ん、やっぱり今読んでもピンとこなかったです。それに”その頃は流行(はやり)病のように若者は皆自殺したのかい?!”って突っ込みたくなりました。小説も映画と同じで旬な読み時ってのがあるのかしら?いえいえ、時代を超えていい小説、映画はありますよね、もちろん!
でも、これはぁ、、、見に行こうか迷っていた映画も全然見に行く気がしなくなりました。
この前のニュースでは百万部突破したとのこと。ノリーナもしっかりその中の一人ですゎ。
今の若い人たち(その時代のことを全く知らない)はどう感じたのかなぁ。読んだ感想が少し気になります。
「ノルウェイの森」  講談社文庫
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「聖(セイント)★おにいさん」 [本]

にゃっはっは~!またまたハマル漫画でにゃんす[わーい(嬉しい顔)]
友達に教えてもらった「聖おにいさん」でにゃんす。
すでに5巻出ているので漫画好きならもちご存知でしょうが、ホントこの発想おそれいりましたでにゃん!聖おにいさんとはブッダとイエス。なんとバカンスを東京でアパートをシェアしながら過ごしている!?!?!
いやはや、ただの漫画ではないぞ、その中に二人の生涯を取り巻く人?たちや、エピソードだって散りばめられているし、読めば読むほど実は深~~いのだ?
ハイ、興味を持ったら読んでね↓
「聖おにいさん」 中村 光  講談社モーニングKC
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ブッダついでに関連漫画もどうぞ。
左はもう言わずもがなの手塚先生の「ブッダ」でにゃん。アニメ映画になって今年見れるぞい!
右は4コマ漫画でブッダの悟りを開いてみよ~[ひらめき]
「ブッダ」  手塚治虫  潮出版社
「ブタのいどころ」「ブタのふところ」  小泉吉宏 メディアファクトリー
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金のりんご [本]

毎年、1年間のお疲れ様の意味で自分で自分にプレゼントをするです。
それはたいてい本か絵本。
特にこの時期はクリスマスの絵本はじめ、種類がたくさんあって選ぶのも楽しい。
今年はチェコの版画家でもあるブルノフスキーの絵本を見つけた。
モノトーンの緻密な世界しか知らなかったので色がついた絵はまた違う雰囲気がある。
ちょっと大人っぽい絵にお話もまたドキッとするような場面もあって独特です。
他にも読みたいけど日本ではまだこの1冊だけなのだそう。
「金のりんご」       福音館書店 
A・ブルノフスキー 文・絵  内田莉沙子 訳
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                  バラのハートのWアーチは銅版画の作品にもあって大好きなモチーフ。

さらにクリスマスの絵本もたくさん出ていたけど今年一番欲しかったのはこれでーす↓
皆さんご存知、ターシャ・チューダーの絵本です。しっかりプレゼントでもらってうれしい[ハートたち(複数ハート)]
「コーギビルのいちばん楽しい日」   メディアファクトリー
ターシャ・チューダー  文・絵   食野雅子 訳
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コーギービルシリーズの1冊。
動物たちがたくさん出てきて愉快で幸せな気分になれます。
本を読んだあとは動物たちの夢を見そうだね。



「マボロシの鳥」 [本]

う~~~!ムムム!
すごいファンではないけどなんとなく気になる存在の太田 光のデビュー小説なのだ。
ウ~~~!むむむ!
これは小説、か、な??な?
短編が9話あるのだけど、9人作者がいるのかなと思うほど文体が違うんだな。
まあ太田くん(友達でもないのにこんな呼び方)の興味のベクトルがあちこちに向かっているのね~
落語(講談?)でしょ、宮沢賢治でしょ、あ、星の王子さまもなの?
そんないろいろな文体の中にもなんか太田くんの主張がチラホラ、小説を読みながら頭の中に太田くんの力んでしゃべっている顔が浮かぶ所が何箇所かあったな。
小説の内容は、、それぞれおもしろく読んだけど、はぁ~重い主題が多いなぁ。なんか皆悲しい。まぁ人それぞれで好きな話は違うのでしょうけどノリーナが好き、、というかよかったなと思ったのは「タイムカプセル」かなぁ。一番小説らしく読めたような気がする。失敗したのは最後に「奇跡の雪」を読んだこと。順番に読まないでランダムに読んでいったのですが、なんとなく最後にこれを読んでしまった。だめです、この話はノリーナには強烈過ぎる。現実にあるかも、あっても不思議ではないような話なので読み終わって後味が悪いというか、、頭の中から内容が離れずかなり引きずってました。ロマンチックなのかなと思ったけどタイトルにだまされちゃった!でもこの小説で本の表紙のナイフの意味がわかっちゃうんだなぁ。
全体に共通のテーマは””でしょうか?結果良かろうが悪かろうが、どこかで誰かと何かとつながっている。わざわざネットとかツイッターをしなくても不思議とな~んかつながっているんだよね~。
さてさて太田くんの小説はこれからどの方向で発展していくのでしょうか?
いやいやたいして本も読んでいないのに勝手なこと書いてしまいました。
「マボロシの鳥」 太田 光 著  新潮社
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痛快!「テルマエ・ロマエ」 [本]

皆さん!この漫画、もう読みましたか!?
手塚治虫文化賞、2010年マンガ大賞を受賞して話題になってだいぶたちましたが、やっとノリーナも読みました。まさに抱腹絶倒[exclamation]いや、ヤマザキマリさん、天才ですわ!ローマ帝国の時代と現代の日本の時空を越えて活躍?する風呂限定設計技師の話なんて白すぎる!
それにしてもお風呂だけみてもいろいろなお風呂の楽しみ方があることを改めて気づいたよ。そんなこと考えてもみなかったけど、出てくる、出てくる、日本のお風呂にまつわるあらゆる視点からの意義!効用!文化!芸術!
そう、京都でも感じたけど日本ちゅう国はすごい~~!何か一つのものをトコトン追求してそこからいろ~~んなものに変化させて便利に、多様にしていく技術というか発想はすご~~~い!
あー、まったりと温泉につかりたくなる季節ですなぁ~[いい気分(温泉)]

「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ
               発行:エンタープレイン
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こんなにお風呂好きの作者、実は住んでいるポルトガルのうちにはお風呂がないんですって!
幼児用のお風呂を買っての字ではいってるとか、、それもおかしいね(^^)



「地球最後の日のための種子」 [本]

花の種を採取したり、いろいろ見ているとこんな本が気になってきました。
タイトルは「地球最後の日のための種子」です。
以前北欧かアイスランドかそのあたりに種を保存しているシェルターのようなものがあるというのをテレビで見たことがありました。多分それに関する本だろうと興味がわきました。
本屋でチラ見すると結構専門的な用語も出てきてなかなか難しそうで途中で挫折しそうかなとも思いましたがテーマがやはり面白そうだったので買ってしまいました。
まだプロローグと1章しか読んでいませんが、なんとか読み進めそうです。
デンマークの科学者が環境保護と私企業の問題、遺伝資源の保全と知的財産権の対立に直面しながら地球最後の日の種子の貯蔵のため世界を駆け巡ったノンフィクション(本の帯より)です。
ノルウェーの北部にある凍土の地下貯蔵庫はSF映画に出てくるような建物です。
どんな種子が残されていくのかこれから読んでみないとわかりませんがう~ん、、時間かかるかも^^;

この本を探しているときにもう一つ偶然見つけたのは「種をまく人」
これは児童書のところにあったのですが”すぐ読みたい!”って思い即決で買いです。
アメリカのゴミだめの空き地がみずみずしい菜園に変わりはじめるのですが、その始まりは一人のベトナムの少女が蒔いたマメの種でした。それから国籍も年齢も様々な人たちが順番にかかわっていき、やがて、、というお話です。簡単に読めてとても単純なお話ですが、そこにあるのは深く暖かいものでした。ほんとに畑仕事っていいもんです、こんな和を生み出すことが出来る素晴らしいものなんですね。後で知り合いに言ったら結構有名な本なんですって?!なんか恥ずかし、全く。。。

「地球最後の日のための種子」              「種をまく人」Seed Folks
スーザン・ドウォーキン                     ポール・フライシュマン
       文芸春秋 刊                          あすなろ書房
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「こねこのぴっち」と「りすのパナシ」 [本]

先日見た映画の中に子供の絵本で「はなのすきなうし」というのがあった。
読んでみたくなったので早速買いにいった。けどあまりかわいい絵じゃなかったのでヤメ。
(でもストーリーは速読でしっかりインプット)
かわりにとてもかわいい絵本を見つけ、両方とも捨てがたく2冊購入。
久々に子供みたいに絵本を楽しみました。
こねこのぴっち」 岩波子どもの本
ハンス・フィッシャー 文と絵
石井 桃子      訳
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この黒ネコのぴっちは以前うちで飼っていた黒ネコにそっくりなので買うしかないと思った。
うちのネコの名前はピッピでした。(ちょと似ている)でもピッピは生まれつき身体が弱くおまけに目が見えませんでした。生まれたてのとき親ネコがちゃんと眼の処理をしなかったからです。
でも元気で7年間生きました。
そして不思議なことにこの本を見に行った朝の海外ニュースでは1年以上行方不明だった盲目の黒ネコが見つかったと報じていました。それがこのネコのジャックくん、盲目にもかかわらずサンフランシスコから見つかったニューヨークまで4,800キロの旅をしたというからビックリ!
目の見えないピッピと目が見えなくて冒険好きのジャックと冒険好きの絵本のぴっち、つながったー(^^)
もちろん、絵本の内容もかわいいですよ。
↓ これがアメリカ横断したジャック・ダニエルくん
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りすのパナシ」 童話館出版
リダ・フォシェ 文
フェードル・ロジェンコフスキー 絵
石井 桃子  訳
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これも絵がかわいらしくてどうしても欲しくなってしまった。
このリス、春先に美瑛の庭に遊びにきたエゾリスくんのようです。
色がしっかり出てなんとなくレトロな感じが好きです。
チェコ出身のリダとロシア出身ウクライナ育ちのフェードルがパリで知り合って生まれた作品です。
彼らのかわいい他の作品も見たくなりました。

<<本日のファイターズ<<<
勝ちました!相性の悪い楽天さんに勝たせていただきました。
週末もまたなかなか勝てないオリックスと3連戦です。
なんとか上位3チームの攻防戦に加わりたいね!頑張れーー!




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