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「和菓子のアン」 [本]

面白かったです!
「和菓子のアン」坂木 司 著  光文社文庫
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本を読むのが超スローの私でもあっという間に読み終えました(^^)
コミック感覚で読めちゃうかな。

アンは主人公のニックネームですけど和菓子のにもかけているんでしょうね。
本の帯にもあるようにデパ地下の和菓子やさんを舞台にしたお話です。
ミステリーとなっていますけど和菓子屋さんの周りで起こるふとした出来事をアンちゃんを中心として解明していくお話です。
それにはもちろん和菓子にまつわるウンチクがキーになっているわけで読むにつれて和菓子やデパートの知らない世界が分かってきて面白いのです。

茶道の稽古では必ず和菓子が出ますから私は週に一度は食べているわけです。
和菓子は季節感を大切にするのでそれを感じさせるために創意工夫した楽しいお菓子を毎週いただいています。
それは一種の芸術品と言っていいかもしれません。
またお茶の席では伝統的な和菓子もよく出されます。
ただ北海道ではその文化があまりないので初めて知るような和菓子も多いです。
そこで以前に偶然にもバーゲンブックの中から見つけたのがコレ↓です。
「和菓子のこよみ十二ヶ月」平野恵理子 著 
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この本には前述の本に出てきた”辻占”という菓子も載っていました。
実際に見たことがないので本を読んだだけでは想像のつかなかったそのお菓子もこのイラストでわかりました~
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このように和菓子は伝統的なものから斬新なものまで実に幅広いので知るととても楽しいです。いえ、実際に食べるともっと好きになります♪

と、いうことでこの本を読んだらきっと誰でも大福とかお萩とか食べたくなるぞ~~~
それに和菓子は洋菓子よりもカロリーは少ないと思うの。。
これからは私、シュークリームを我慢して大福にするわっ[わーい(嬉しい顔)]

今日はお茶のお稽古はお休みでした。
ピアノの帰りに寄っちゃった~
今月のお菓子”柚子大福”だーい!カフェオーレボウルに抹茶を点てて。
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さらに!”美瑛産大豆使用”にひかれて買ったお萩ときな粉!買いすぎっ(xx)
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「イタリア人と日本人、どっちがバカ?」 [本]

最初に言っておきます。
映画じゃないけれどネタばれしています(--)

ご存知のとおりイタリアは今ギリシアについで国家破綻の危機にあります。
そしてわが国日本はめまぐるしく首相が変わるような不安定な政界を抱えています。

そんなメチャクチャの状態になったのはおバカな国民だからなの?

イタリアに興味のあるワタクシとしては読むしかありません。

「イタリア人と日本人、どっちがバカ?」 文春新書
ファブリツィオ・グラッセッリ 著      
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著者はミラノに生まれ建築家として世界中で活躍しているうちに日本に魅せられて在日20年、日本に永住を決めたファブリツィオ・グラッセッリさん。

タイトルから両国を比較しながら結論を出していくというスタイルなのかなと思っていましたが、ほとんどはイタリアの現状に至ったいきさつやイタリア人なるものを一家庭をサンプルにしながらわかりやすく説いてくれています。
何だか歴史書を読むより統一後のイタリアなるものをザクッとつかみ取れた感じです。

最後の章で日本のことが書かれています。
こと政治に関しては無関心の国民。
別に自分たちに直接かかわることがないし、誰がなってもたいして変わらないだろう的な感覚。
自国が深刻な問題を抱えているにもかかわらず、子供たちはゲームやアニメに熱中し、大人は毎日流れてくるバラエティをヘラヘラ見て過ごす日々。
何だか耳が痛いです(xx)

他にもいろいろと両国を知る上の重要ポイントがありますが結論をいうと、、

イタリア人も日本人も甲乙つけがたいほどのバカなんですっ!!
ただバカの質がちょっと違うようで。。
イタリア人は「空回り型バカ」
日本人は「思考停止型バカ」
なるほど、なるほど、そうかもしれない。

昔に戻れとは言わないけれど日本人が持っていたいいものを見つめなおしてほしい。
「金」や「もの」に走る社会からは思考や創造力そして自由さえ生まれない。
日本の次代のためにも間違わない愛国心を持って日本の進む道を日常で話してほしいと。

う~ん、語りようにも、、今の日本の政治ってイタリアより分かりにくいかも~
そのイタリア、モンティ政権の後はさて、誰に?









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「アトリエのきつね」 [本]

美瑛の庭にはいろいろな動物がやってきます。
小鳥たちはもちろん、アカゲラのケラオ、珍しいところではライチョウさんまで。
エゾリスのリーリン、ヤチネズミのヤッチー、となりの猫のニャジラ、月夜には多分ピョンキチも。
そして毎日のように夜回りにくるのがキタキツネのコンタリーニョです。

↓ 以下、子ども文庫風に、、

美瑛のアトリエの絵かきさんはコンタリーニョが大好きです。
むかし森で絵かきさんが絵を描いていたときにずっとはなれなかったキタキツネがいました。
そのキツネは絵かきさんから1m位はなれた所で絵を描くのをじっと見ていました。
それ以来絵かきさんはキタキツネのことが忘れられず”コンタリーニョ”と名前をつけました。
朝おきてうら庭に出るとコンタリーニョの足跡が必ずついています。
そのうち冬になって絵かきさんはコンタリーニョの食べ物のことが心配になりました。
絵かきさんは美瑛にくるたびに油揚げをうら山の小さなプンゲンストウヒの近くにおいていました。
ほんとうは野生のキツネにえさをあげてはいけないのですが絵かきさんはコンタリーニョがやせていくのが心配でならなかったのです。

ところがある日、外に出してあった肥料の骨粉の袋がボロボロになってうら山にちらかっていました。
もちろん中から骨粉が出て庭のあちこちにちらばっていました。
とても重たいふくろなんですが運べる動物を思いうかべるとキツネ以外考えられません。
また、別の日にはできたばかりのレンガ道の上にウンチをおいていきました。
ある日は苗を並べてあるカゴをひっくり返したり、いろいろな悪さばかりし続けました。
そしてとうとう、うら山のプンゲンストウヒもなぜか枯れてしまいました。
それで絵かきさんは少しかんがえてバツとしてしばらく油揚げはやらないことにしました。

でもクリスマスの日に絵かきさんは特別のごちそうのとりの油身をまたあげたのです。
私はクリスマスくらい、まあいいかなと思っていました。
ところが次の日にゴミを捨てようとうら庭に出ると生ゴミがちらかっていました。
コンポストのふたがあけられないようにレンガで重石をしていたのにふたもレンガもちらばっていました。
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またコンタリーニョにちがいありません。
でもこんなに力持ちだとは知りませんでした。
必ずといっていいほど恩をイタズラで返すコンタリーニョです。
それでもいつかまた絵かきさんは油揚げを裏山にせっせと運ぶと思います。

はい、絵かきさんとキツネの深いい話「アトリエときつね」でした~~~ではなくっ!
ごめん、ここまでは長~い前振り、、
そんなコンタリーニョ好きの絵かきさんにプレゼントした本です。

「アトリエのきつね」  ロランス・ブルギニョン 作  ギ・セルヴェ 絵 BL出版
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ベルギーの作家さんです。
挿絵のおさえた色彩がやさしい印象の絵本でした。
物語の中に作者自身も反映されている二重構造のお話。
野生のキツネと人間の共存に思いをはせる1冊です。

そういえば以前TVでロンドンにキツネが1万匹以上になったという番組を見ました。
65%以上の人たちがキツネのことが好きと共存OKみたいなこと言ってました。
ロンドンのキツネはアカギツネといってエキノコックスなどの病原菌はないようです。

裏の絵がとても美しかったのでUPします。
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[かわいい]もう少しで今年が終わりますね。
ブログに訪問していただいた皆様、本当にありがとうございました。
ブログから広がる輪、大切に思って頑張って続けたいと思います。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。


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「私は利休」 [本]

はまってしまいました。”茶の湯”コミックです(^^)

「私は利休」   ヤングジャンプコミックス 原作 早川 光  漫画 連打 一人
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習っているので興味ありあり。
でも茶道を全く知らなくてもヒロインが初めて茶道を習う設定なので楽しめると思います。

コミックの帯にあるように・・

茶道界のイケメン家元”山上宗刻”と黒ピーこと”田中芳郎”との出会い。
宗刻は黒ピーの中にあの”千利休”を見た!!
君の前世は利休なのか?!
そしてもう一人、今度は茶道具の名品を買いあさる茶道界の風雲児”織田三郎”が現れる!
千利休の心を描きながら謎が謎を呼ぶ茶の湯ミステリー!

とまあ、心躍るマンガです。
長年茶道を習っていても”ああ、そうなのぉ~”とためになる事も散らばっています。
教本を読むより面白いし(^^;)お道具の勉強にもなります。
なぜかマンガだと頭にスッとはいるのよね。。

まだ2巻ですが茶道にご興味のある方はぜひご一読を。

(そうそう、裏千家のダルビッシュがいるとか、いないとか、、早く事実を確かめなければ、、^^;)

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「マルコヴァルドさんの四季」~カルヴィーノの本 [本]

イタリア語講座でイタリア文学が話題になってそのときの先生お勧めの本のうちの1冊です。
イタリアの作家”イタロ・カルヴィーノ”の少年少女向けの本です。
イタロ・カルヴィーノという作家は大昔読んだ「まっぷたつの子爵」以来気になっていた作家です。
でも最近はずっと読んでいませんでした。(っていうか本自体あまり、、^^;)
カルヴィーノの奇想天外な発想で書かれた本は児童文学が多いですが大人でも充分満足する本だと思います。
この本も少年向けですが内容は結構シニカル、世相の批判や時代の反映もファンタジーのような話の裏に隠されています。

「マルコヴァルドさんの四季」 イタロ・カルヴィーノ書
            岩波書店 (岩波少年文庫)
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「まっぷたつの子爵」 晶文社
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大昔(^^)衝撃をうけた一冊。再読しようと思っています。

「レ・コスミコミケ」 ハヤカワ文庫
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宇宙に思いをはせながらカルヴィーノ独特のイメージでかかれた奇想短編集

カルヴィーノは農学者を父親に、植物学者を母親に、兄弟たちは化学者と興味の対象が広がる環境に育ちました。
その影響か常に自然や宇宙を通して物語がつくられて、そこからメッセージを読むものに伝えているような気がします。
もっと書きたいのですが残念ながら時間がありません[あせあせ(飛び散る汗)]

本ついでに、、
「藤田嗣治と愛書都市パリ」展を見てきました。
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挿絵本がブームになり広まった頃パリで活躍した作家たち(藤田中心)の作品展です。
小さな作品や版画が多いですが、挿絵とか蔵書印とかこういう細かな作品は結構好きなんです。

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↑ 「ラ・フォンティーヌ寓話集」の藤田の挿絵が見てても飽きない~(小さすぎ!)

北海道立近代美術館のオブジェは影が面白かった。。
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植物学ラテン語辞典 [本]

とうとう買ってしまいました[ダッシュ(走り出すさま)]
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以前から気になっていた学名~違う花なのに共通な単語がつけられていて、それが結構あるんですね。
きっと意味があるに違いないし、意味がわかれば舌がこんがらがるような名前も少しは覚えられるのではないかと思いまして、、ちょっと値ははりましたが思い切っての購入です。
大きくて持ち運びには不便ですが字が大きくていい(^^;)それに和→ラテン語もついています。
それでは早速調べてみましょう。。
たとえば ゲラニウム・サンギネウム ”アルバム”
おなじみ野草のゲンノショウコに似ているフウロソウ科のお花です↓
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ゲラニウム(Geranium) はフウロソウ属(科)の意味。
サンギネウム(sanguineum) はsanguineus の語尾変化だと思うのですが意味は”血のような紅色” と出ていました。ここでちょっと分からなくなりましたが”アルバム”をつけなければローズ色(血紅色とはちょと違う気もしますが、、)のゲラニウム(左側)のことをさします。
アルバム(Album) は白い(albus) の語尾変化と思われます。
”アルバム”とか”アルバ”とかついているお花の色は白か白系でしょう。

思われます、、なんて、、ラテン語もイタリア語同様、男性、女性名詞、単数、複数名詞と語尾が複雑に変化するので不勉強から断言できないところが情けないです。
イタリア語もこれで泣かされているのでありんす[ふらふら]

気をとりなおしてもう一つ調べてみましょう。
今度は”ウルガリス”または”ヴルガリス
ヒースの仲間のカルーナ・ウルガリスとかおだまきのアキレギア・ヴルガリスとかに使われています。
意味を調べるとウルガリス(vulgaris) は”普通の、通常の”  つまり一般的な何々ということでしょうか。
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というわけで非常に強い味方を得たような気分で花図鑑ブログを作るのも楽しくなりました(^。^)v

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読書の春? [本]

ガーデンを手がけて10年近くたつと育ちの良い花とぜんぜん成長してくれない花が出てきます。
”とにかく何でも植えてみよう”と適当なところに思いつくまま植えてきたのでだんだんと結果が見えてきたのですね。
やっと一つ一つの花について手元にある本などを参考にしながら図鑑をブログで綴っていますが、改めてその花の植生とか育つ環境を確認しています。
ただ大部分の本は本州基準なので違うところもあり、それは自分の経験で表記するか、”北国のガーデニング”試験の参考テキストしかありません。
昨日書店に行ったらその助けとなる本「北海道の庭づくり」を見つけました。
著作者は北海道ではおなじみの方で道内主要の観光庭園などを手がけていらっしゃる方々も執筆していますのでとても参考になりそうです。
本当は最近ラテン語の学名に興味をもってその本を探しにいったのですが残念ながら欲しい本は在庫がありませんでした。
それでつい「雑草ノオト」買ってしまいました。
雑草って、、きってもきれないものね~ まぁ野の花ともいいますけど、、
きれいなイラストを見ていると雑草でも可愛い~~くないのもある!これから格闘が始まりますもん[ふらふら]
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別の読みたい本もたくさん見つけました[目] それはの人が植物について書いた本です。シーボルトとか牧野大先生とか、、でもこれからの季節、読む時間がとれそうもないのでグッと我慢[ー(長音記号1)]しましたが、、

昨日友達がドンと貸してくれた本がありました、、
↓ これ! あ”~~こっちの方はすぐにでも読破しそうです(^^;)
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[野球]昨日のファイターズ<<<
惜しかったですね~ここぞという時の一発がでない[バッド(下向き矢印)]
ロッテの好調の原因もよくわかんないし、、
でもうちらのピッチャー陣は皆調子がいいので今日は勝ってくれるでしょう!

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空想旅行 [本]

お正月三が日も終わり日常の生活が戻ってきましたね。
年明け早々、母が手術をしたのでしばらくは看病の日々が続きます。
冬場は毎年海外旅行に行っていたのでがっかりですけど仕方ないですね。
なので気持ちを切り替えて看病しながら普段できない読書を楽しんでいます。
小説も面白いけど気楽に読める旅行のエッセーを買い込んで長期に備えます。
そして家に帰ると録画した海外紀行番組を見ては気分だけでも晴らしています。
でもこんなこと、親を看病することくらい当り前だし別に誰でもしていること。
最初は美瑛にも行けないし、ぶーたれて(x。x)いましたがもっともっと色々なことでつらい日々を送ってらっしゃる人たちが大勢いるんだし、、そう思ったらなんか、気持ちがやさしくなれました。
↓読もうと思っている面白旅行本(この統一性のなさよ) もちマンガも忘れないす(^^ゞ
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しばらく美瑛の話題から遠ざかってしまいますけどよろしくお願いしますm(。。)m
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ターシャの飛び出す絵本 [本]

クリスマスは毎年美瑛でスタッフ皆でクリスマスディナーをいただきプレゼント交換をします。
今年は館長がメニューを考えて作ってくれました。
カルボナーラと手羽先をリンゴ酢で味付けしたもの。いつもと違う味のチキンもたまにいいものです。
ノリーナはサラダの盛り付けだけ(^^;)でも少しオシャレにリース風にしてみたのよ。
全体にクリスマスカラーでまとめたメニューはブォーノ!ブォーノ!
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そして最後はクリスマスプレゼントの交換でワイワイ♪
いただいた中にターシャの飛び出す絵本があって子供のように楽しんで見ました。
何もかもが手作りに徹していたターシャのエコでスローな生活にあこがれる人は多いよね。
自然も動物も人間も一体となって生活をはぐくんでいる様子がこの絵本から伝わってきます。
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(オマケ)
夕べから今朝にかけての強風でえさ箱にも雪が吹き込んでいました。
にもかかわらず一心不乱にひまわりの種を食べ続けているクマゲラの”ケラオ”
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「ボローニャ紀行」 [本]

病院の待ち時間が長いといいこともあります。
それは読む機会を逸していた本が読めること。
この間は3時間も待ち時間があったので「ボローニャ紀行」を読み終えることができました。
イタリア語を始めてから頭の片隅はイタリアモード
イタリアに関する本や番組などについ目がいってしまいます。
ボローニャは行ったことはありません。
有名な絵本の原画コンテストが行われていることと、イタリアのほぼ中央に位置してのどかな田園風景が見られることくらいしか知識はないのです。
この本もきっとそんなボローニャの観光本なんだろうな、と思っていたら全然違いました
ボローニャという街を政治、経済、文化など多方面から歴史的事実を追りまぜながら紹介している解説書のようなものでした。でもそれがとにかく面白くて、わかりやすい。へ~、とかそうだったんだ~、なるほど!など頭の中でうなづきながらイタリア好きなら一気に読めてしまう本です。
そして、それがボローニャの街のみならず、イタリアの他の諸都市と共する部分でもあるし、またイタリアの国そのものの縮図のようでもあり、興味深く読めました。
約8年前のボローニャを見てのことですが、それが今のイタリア(ようやくベルルスコーニ政権の幕がおりましたね)にどのようにつながってきたかがよ~くわかります。
[本]「ボローニャ紀行」 井上ひさし 著 文藝春秋 刊
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上記の本を読み終えたあと、映像で見たくなり、タイトルにひかれて「ボローニャの夕暮れ」をレンタルしてみました。が、、、全くと言っていいほどボローニャの風景など出てこない。出てくるのは父と娘の顔ばかり。。まあ、パルチザンとか歴史的なことは本を読んでいたのでなんとなく雰囲気伝わりましたけど。
でもなんか、邦題、もうちょっと考えてくれよ~~っと言いたいです(*β*)
[映画]「ボローニャの夕暮れ」 2008年 イタリア
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(おまけ)
イタリア関連で漫画も読みます(^^)
抱腹絶倒!「テルマエロマエ」のヤマザキマリさんの自伝マンガでっせ。
[本]モーレツ!イタリア家族
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漫画「天地明察」を解く!? [本]

数日前に大英博物館で漫画「宗像教授異聞録」の原画展が開催されることになったというニュースを見た。
大英博物館でですよ?!なんでもヨーロッパでの日本アニメブームに負けちゃいけないと大英博物館の広報課の女性がアピールして実現したそう。で、大英博物館を舞台にしたその漫画、ぜひとも読んでみたくなってツタヤにとんだんですけど、数年前の漫画とかでおいてなかったんですね。その時見つけたのが漫画化された「天地明察」でした。ウブ(沖ではなく、にすい辺、、漢字出てこず。)方 丁(ウブカタ トウ)原作の本が出た時は面白そうだったんですがあまりの厚さに挫折しそうで買いませんでした。でもマンガなら大丈夫さ。
「天地明察」 漫画 槇 えびし (原作 ウブ方 丁) 講談社  
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「天地明察」は日本独自の暦つくりに邁進した男の物語です。
左脳に脳みそが本当にはいっているのかよく分からないノリーナでも一応は天文、科学、数学には多少の興味があるんですよーだ。読み進むと何やら問題文もよく分からない数学の問題がでてきた。何々?”直角三角形に隣接する二つの円の直径を求めよ”だと~
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う、う、、実はこの問題を解くのに先週は美瑛印象派の画家と館長とで寝るのを惜しんで取り組んだのであった。ノリーナは解答をすでに漫画で見て解き方を横目で楽しんで見ているのであった。(自分で解く気はさらさらない)それでも映画「アレクサンドリア」を見た直後だったので頭は少し天文学的思考(ほほう、、)に偏っていた。その後自然のものが一定の法則で形成されていてそれは本当に幾何学的で美しいとか、数学や天文にまつわる話で大いに盛り上がったのでした。いつもおバカな話ばかりしているけど、いいなぁ、たまにこういうのも。頭の細胞が少し増えたかな。あ、増えたのはノリーナ以外か。

今朝の美瑛~朝焼けがきれい
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チャペックの童話絵本 [本]

久しぶりに本屋で時間を忘れて見入っていました。そんな時間はなかったはずなのに本屋に入ると時間が止まったように手にとった本の世界にはいってしまいます。夏休みのせいか特に絵本や児童書のまわりは多くの家族連れで賑わっていました。ノリーナもその中にはいって絵本の新作の棚から1冊1冊手にとって見ます。”い~なぁ、こんな絵本が創れたら素敵”とか思いながら。
今日はカレル・チャペック原作の絵本を見つけました。
カレル・チャペックはチェコの小説家です。戯曲やエッセイ、童話などいろいろなジャンルで作品を発表しています。ノリーナは「園芸家12ヶ月」しか読んでいませんが他の小説や童話も全部読もうと思っていました。
そのうちの一冊「郵便屋さんの話」に出会いました。
「郵便屋さんの話」
作 カレル・チャペック  画 藤本 将  訳 関沢 明子
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まずすぐに気に入ったのは絵でした。チャペックも絵を描くので本人の絵かなと思ったら違いました。日本の絵描きさんでしたが雰囲気がとってもチェコっぽい。ライトだけど暖かい感じがするし、色も20世紀初めの東欧の匂いがします。お話もほのぼの。名前だけを頼りに本人を見つけるのにあちこち奔走するあたりはこの前見た映画「ジュリエットからの手紙」と同じく愛情がいっぱい感じられました。
本のカバーには面白いしかけが、、広げると包装紙のように大きくなってしかも裏にも絵があって違うバージョンのカバーになります↓
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<<本日のファイターズ<<<
あ・あ・あ~~~どしてファイターズはロッテに甘いのだ(x0x) 確かにかつて、ヒルマン監督とバレンタイン監督の時は良きライバルチーム。 何となく仲良しのイメージがあった。でもそんなに負けなくてもさぁ~暑いけど頑張れ~~!

「わたしを離さないで」 [本]

2006年この本が出たときに読みたい!と思って買ったのに途中で挫折していました。
今年は映画化されたこともあって文庫本でも出版されています。
映画を見る前に分厚いこの本に再挑戦。
どうも一人称の語り口と細かい出来事について少しくどいような説明が性に合わなくて最初苦戦。
でも読み進んでいくうちにキャシーの細かい心のひだがその小さな出来事ひとつひとつに表現されているのが手にとるように分かってきました。
現実でないけれど現実のような、、そんな境遇におかれた登場人物の一人ひとりの心情がゆっくりと、、時に過去にさかのぼりながら丁寧に描かれています。
まだ半分も読んでないけれど映画が公開されてしまいました。
映画の予告でいう”秘密”を本でわかった私は映画をすぐ見に行きました。
そのことは映画ブログで書いてますので興味がありましたらぜひ。。
読み終えてないのですが、この映画にかかわらず、少なくとも本を読むと様々なことをより深く感じ、考察することができそうな気がします。
「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ 著 早川書房
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「のぼうの城」 [本]

時代小説なんぞかつて読んだことのないのに帯にひかれて買った本。
帯には”マイベスト本!太田光”と。太田くん大推薦なら買わないわけいかないし。
それに本屋大賞2位だし、日本史音痴の私でも読みきれるでしょ、きっととゲット。
おぉ~~!おもしろ~~~い!なんか読んでいると目に光景が浮かぶよ。
登場人物の顔を自分なりに想像しながらある場面では一緒に興奮し、緊張し、プッとふきだし、ぐいぐい戦国の世界にはいっていっちゃいます。
”のぼう”とは”でくのぼう”。三成軍2万に対してかたや500人の忍城軍。その総大将の”のぼう様”。
大馬鹿なのか、名将なのか、、謎?謎?謎っ(^。^)
巻末にはちゃんと親切なまとめもおまけでついている。
なんか軽いんだけど敵でもアッパレだったら潔く認める紳士的な態度とか、当時の武将の生き様やプライドが書かれていてとっても興味がわきました。石田三成~~う~ん、よく知らないけどいいかも。。
そしてこの秋その映画が公開されるようです。
何々、主演は”野村萬斎”?う、、ノリーナのイメージとはちとかけ離れているねぇ。
大男でいかにも何も考えてなさそうなおバカな顔つき、、それでいて、、う~~ん、、思い浮かんだのは”柄本 明”の顔なんですけどねぇ。。さてさて映画はどうなんだか、今から非常に楽しみなんですが一つ気にかかることが、、実はこれ水攻めで城を落とすお話なので今回の大震災に考慮して中止という考えの方も出てくるのではないかと。秋の公開までにはなんとか震災の復興も順調にいくことを望むばかりです。
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「のぼうの城」 和田 竜 著  小学館文庫

「ゆきのひのおくりもの」 [本]

本屋に行くたびにいつも”かわいいなぁ~”と思っていた幼児向けの絵本。
季節が変わったら店頭から消えてしまいそうなのでとうとう自分に買ってしまいました。
その絵本は「ゆきのひのおくりもの」
とにかく動物の絵がとっても可愛いの!
一昔もふた昔も前のフランスのレトロな感じがすごくいいの!
オランダ生まれのゲルダ・ミューラーの絵です。
違う絵本も見てみたくなりました。
お話もすごくシンプルなんだけどほのぼのっとします。
暮れあたりから結構マンガや絵本に走ってる私。。だって楽し[るんるん]
「ゆきのひのおくりもの」
Les bons amis パロル舎
作 ポール・フランソワ  絵 ゲルダ・ミューラーyukinohi1.jpg
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